一般の水道代とZEH住宅の
水道代相場
月1,000円近く削減できるというデータも
一般住宅 | 4,106円/月 |
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ZEH住宅 | 3,487円/月 |
参照元:総務省 家計調査 2022年4~6月期 (https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=2&year=20220&month=12040600&tclass1=000000330001&tclass2=000000330019&tclass3=000000330020&stat_infid=000032220753&result_back=1&tclass4val=0)
参照元:黒田建築 (https://kuroda-kenchiku.com/spec/zeh/)
総務省や住宅会社のシミュレーションデータを参考にすると、一般住宅とZEH住宅では月に700円ほどの料金に差があることがわかりました。年間にすると8,400円程度。1万円近くの差が出ることがわかります。ケースにもよりますが、「ZEHにして、水道代が下がった」という声も多く見られます。
使用量によって請求額が変わるのが従量料金と下水料金。従量料金は、簡単に言うと蛇口から出てくる水で、これがイコール上水道ということになります。下水料金は、汚水や雨水を地下水路などで集めて水処理を行うため、別で料金が請求されます。この2つは基本料金と違い、使えば使うほど高くなるというものです。
水道料金は「上水道(基本料金+従量料金)」と「下水料金」をあわせたものが、2ヶ月に1度請求されています。

ZEHがお得な理由
ZEH基準には含まれていない水道代だけど…
水道代に関しては、電気代やガス代と違いZEHにしたからといって、自然と安くなるわけではありません。しかしZEHにしたら、電気代・ガス代と同じように、水道料金も下がったという方が多くいます。それはなぜなのでしょうか。ZEH住宅を新築するにあたって、お風呂に追い炊き機能や保温機能をつけたため、お湯を足す必要がなくなったという設備の仕様が理由のケースもあります。また、ZEH仕様にすると、家の気密性・断熱性が高まった結果、室内の涼しさも保つことができ、汗をながすために、一日に何度もシャワーを浴びる必要がなくなるのも理由の一つでしょう。
さらに、HEMSも、節約の意識が高まる大きな要因です。ZEH住宅では、HEMSを使って1日の電気の使用量や太陽光発電の発電量を確認することができます。それによって、節約の意識が高まり水道の使い方も意識するようになるということが、水道料金が下がる理由の大きな要因でしょう。
東京都では、アプリによる使用水量の見える化を開始していますが、リビングなどにHEMSがある家では、アプリなどへの関心も高くなる傾向にあります。このように、ZEHと水道料金には直接的な理由があるわけではないのですが、ちょっと意識するだけで水道代は変わります。
