ミサワホームが建てるZEHとは

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ミサワホーム

ミサワホーム

画像引用元:ミサワホーム
公式サイト:http://www.misawa.co.jp/kodate/guide/zeh/

ミサワホームは、「ゼロ・エネルギー住宅」を販売したことのあるハウスメーカー。そんなミサワホームだからこそできる、ZEHの提案をしています。
ZEHの住まいを実現するためには、断熱・省エネ・創エネの3つの基準を満たす必要があります。
しかしそのためには、標準のものから様々な使用やアイテムを変更しなければならず、コストがかさんでしまうという問題があります。ミサワホームの家づくりは、標準仕様でZEHに必要な断熱基準に対応。省エネアイテムや太陽光発電パネルなどの、最小限のアイテム変更や追加でZEHに対応することができます。

ミサワホームのZEHこだわり

基本構造+高性能サッシで断熱
ミサワホームは木質パネルに着目し、断熱性能を高めています。木材はもっとも断熱性の高い建築素材の一つと言われています。寒い地域では、より高断熱仕様となった木質パネルも用意。さらに、家の中でももっとも熱が逃げやすい開口部に、3タイプの高熱サッシを採用。断熱性能が特に高い3層のLow-Eガラスと樹脂フレームを使っています。
このように断熱性能にこだわったミサワホームのZEHは、すべて徹底した品質管理のもと、常に均一に生産された部材や部品を使って作られています。
空調・照明にもこだわり省エネを実現
気密性の高い家は、冷暖房効率が良いのはもちろんですが、よどんだ空気も室内に溜まってしまいます。そこでミサワホームは、給気・排気も機械動力で行うシステムを標準装備。汚れた空気を新鮮な空気に熱移動してくれるため、換気によって冷暖房のエネルギーを消費するのを抑えてくれます。その他にも多彩な省エネアイテムを揃えており、それを導入することにより高い省エネ効果が得られます。
また、HEMSサービス「enecoco」によって、タブレット型端末などを利用してエネルギーの見える化ができます。他にも色々なサービスが利用できるのでとても便利です。
高効率な太陽電池モジュールを採用
少ない屋根面積でも大容量の太陽光発電システムの搭載が可能な、太陽電池モジュールを採用しています。切妻屋根や寄棟屋根など、さまざまな形にも対応。軽いので屋根への負担も少なく、メンテナンスの手間も少なくて済みます。
また、太陽光とのW発電も可能な、家庭用燃料電池「エネファーム」も利用できます。併せて導入することで、より高い創エネが期待できます。

ミサワホームは受注する住宅のうちZEHが占める割合(=ZEH普及目標)を増やしていく予定です。具体的には、2016年度・2017年度は20%、2018年度は30%、2019年度は40%、2020年度は60%を目標にしています。以上の目標に対し、2016年度の実績は15%です。目標をやや下回る実績ですが、品質の高い住宅が評価されているので今後はZEHの割合が高まっていくと予想されます。

柔軟性が魅力のミサワホームの「SMART STYLE」

ミサワホームは、注文住宅の新たな形として「SMART STYLE」を提案しています。ベーシック×アイディア×システムの3つを柱とし、ミサワホームが長年積み重ねてきた100以上の知見をギュッと盛り込んでいるので、基本性能や品質のスペックは十分。完全自由設計ではなくある程度のベースに沿った設計となりますが、インテリア、エクステリアは住む人の好みに応じて自由自在にデザインできます。

コンセプトの異なる9つの商品群から成り、様々なファミリーの要望にフィットする柔軟な住まい作りを実現しました。

地球にも、家族にも優しい家作り

「SMART STYLE」では、ミサワホーム自慢のモノコック構法が採用されています。耐震性・断熱性の高い木のパネルを面でガッチリと接合し、いざというときの地震に強い住まいを実現。それに加えて、地震の揺れの最大50%を熱エネルギーに変えて吸収してしまう、独自制震装置「MGEO(エムジオ)」が装備されている点も大きなポイントです。

暮らしやすさの点では、自然の気候を活かして快適さを創り出す「微気候デザイン」が魅力。無理にエネルギーをかけなくても十分に過ごしやすく、暮らしのゼロエネ化をサポートします。

ミサワホームのZEH住宅新着情報

ミサワホームは、ZEHを作ったメーカーとして知られています。1970年代のはじめにはすでに環境負荷の低い住宅の開発に着手。1998年、「エネルギーの自給自足」をコンセプトとした新時代の住宅「HYBRID-Z」をリリースしました。

このように、ZEHの家作りにおいてはかなり早期から存在感を発揮していたミサワホーム。ZEHのリーディングカンパニーとしての立ち位置を確固たるものにするかと思われました。しかし残念ながら現在では、積水ハウスやパナホームなどの後追いメーカーが急成長したせいか、ZEH普及率では15%~と伸び悩んでいます。

ミサワホームのZEH補助金受給は?

ZEHの補助金受給は、設計段階で十分に受給要件を満たせるかどうかにかかっています。経験が浅いハウスメーカーでの設計の場合、申請後に設計の粗を突かれて受給要件不適と認定されてしまうこともままあることです。

ミサワホームはZEH住宅の設計歴も長く、受給へのハードルはそう高くないでしょう。受け取ることができる補助金の金額については、毎年変更されるので随時環境省のサイトをチェックしてください。

ミサワホームの商品ラインナップ

コンセプトモデル

コンセプトの異なる3つのシリーズから成るモデル。先進的なエコ機能を取り入れた家や、都市生活を想定したアーバンモデルの家など、こだわりの家作りが叶います。「フラッグシップモデル」では、太陽が差し込むなかで食事や団らんが楽しめるグリーンルーム(温室)が目玉。

センチュリー

古き良き知恵を活かし、温故知新をもとに、普遍性と多様性の双方を兼ね備えるワンランク上の家作りを行うシリーズです。新しさを備えながらもどこか懐かしさも感じる佇まいは、日本ならではの家をお望みの人にうってつけ。制約の多い都市部住宅としても適しているでしょう。

インテグリティ

ミサワホームが長年培ってきたノウハウの結晶、「デザインコードパッケージ」を活用して作るデザイナーズ住宅です。ある程度固まったパッケージデザインをベースとすることで、設計をより手軽&低コスト化しました。デザインに妥協したくない、でも理想の家を簡単に建てたいという方におすすめです。

ジーニアス

子育てのしやすさや家族団らん、ゲストへのもてなし、自然、趣味が楽しめる家など、それぞれのコンセプトを明確にした計13種のシリーズを展開しています。コンセプトが明確なので暮らしがデザインしやすいのが強み。「こんな風に暮らしたい」という理想が明確にあるファミリーに選ばれています。

スマートスタイル

「SMART&CUSTOMIZE」をコンセプトに、暮らしやすさの工夫を100以上詰め込み、さらにインテリア・エクステリアの自由度を高めた住まいです。パッケージに沿った手軽な設計でありながら、カスタマイズの柔軟性もピカイチ。自分たちらしいテイストが叶えられます。

ハイブリッド

高層ビルでも採用される耐震構造「鉄骨ラーメン構造」と、高性能外壁材「ニューセラミック」を組み合わせた頑丈で洗練された邸宅。15種類の商品を展開しています。内外観の優美さにも、家族の安全な暮らしを守る品質にも妥協したくない、そんな欲張りな理想を叶える家です。

MJウッド

日本の古き良き木造軸組工法と、ミサワホームが誇るテクノロジーを組み合わせたもの。日本の住居にマッチする「木材」の良さに原点回帰し、さらに耐震性能も向上。日本の住まいとして求められてきた「木造耐震住宅」を生み出しました。木のぬくもり、家族の安全を重視しています。

ミサワ ウェブダイレクト

ウェブ上で4つのラインナップから住まいのプランを選び、インテリアをある程度入力すれば、建物の価値やコストの試算が簡単に行えるシリーズです。実際に問い合わせを行うタイミングも自由なので、まずは自分のペースであれこれ悩んでみたいという方におすすめ。

ミサワホームの口コミ評判

  • 夏は涼しく冬は暖かいです
    前からZEHには興味がありましたが、10kWもの太陽光パネルが載せられるとわかったことが決め手になりました。実際住んでみて保温性があるというのを実感できました。夏も、外の気温の影響を受けにくく、涼しいような気がします。
  • 光熱費は10,000円節約できています
    洗濯機などは意識して深夜電力を使うようにしていますが、エアコンは日中も使っています。特に意識はしていないのに、電気代がとても安いのには驚きました。マンション住まいの頃に払っていた光熱費と比較すると約10,000円安く済んでいます。
  • 発電の状況を見るのが楽しい
    enecocoというサービスで、どれくらい発電しているのが見るのがとても楽しいです。家族では私しかチェックしておらず、家族は特に何も気にしていませんが、確実にお得に暮らせています。ZEHにして本当に良かったです。
  • 冬も床暖房で過ごせます
    寒いのが苦手という私の希望で、ZEHをすすめて頂きました。まだ入居して2ヶ月ですが、省エネ性能の高さを実感。冷え性の私が冬に床暖房だけで過ごせるなんてびっくりです。普通に暮らしていただけですが、電気代が7,000円もプラスになったのには本当に驚きました。
  • 冬の吹き抜けでも寒さを感じない
    吹き抜けのある広々としたダイニングキッチンでも、エアコン1台つけるだけで冬の寒さは全く感じません。風が通り抜ける設計になっているので夏はエアコンに頼らなくても快適。太陽光発電のおかげで電気代を払ってもお釣りが来るし、良いこと尽くしでした。
  • LDKからサンルームへとつながる大空間
    45帖のLDKから、ガラス張りの温室や屋外のウッドデッキへとつながる大胆な設計にしてもらいました。仕切りを極力減らしたので非常に開放感があり、悠々と過ごせます。北風の厳しい立地ですが、オール電化のおかげで電気代は以前の家の半額になる月も珍しくありません。
  • 自然光や風の通りが活きる家
    リビングには南側に窓をたくさん設置してもらったので、昼間は照明要らずで過ごせます。日差しが部屋を暖めてくれるおかげで床暖房だけでも十分に快適です。もちろん春や秋には窓を開け放って、心地いい風を満喫。子どもたちもよく、リビングの床にゴロンと寝そべっています。
  • アレルギーを持つ家族のために
    アレルギー体質の家族がいるので、家選びの決め手は使用している資材の安全性や空気の清浄度でした。ミサワホームは大手で信頼できるし、ホコリや花粉を防ぐフロアセントラル熱交換換気システムで空気をきれいに保ってくれていると思います。

会社情報

約50年前から省エネハウスに取り組んできた実績

ここ最近になってやっとZEHへの認知度が高まり、環境配慮型住宅も当たり前となり始めていますが、ミサワホームは1970年代からすでに省エネチームを発足。エコハウスの開発へ向けた歩みを早期にスタートさせていました。今ではZEH対応モデルも続々とリリースされています。

木の家・鉄骨住宅、双方の良さを活かす開発力

ミサワホームは木質系住宅と鉄骨住宅の双方でZEHに対応しているメーカーです。それぞれの良さを活かしながら、より高いレベルでの性能を実現するため絶えず研究開発を続けていけるのは、彼らの潤沢な開発力の賜物。一般向け住宅だけに留まらず、南極調査隊のための南極基地や隊員住居を受注するなど、ユニークなプロジェクトにも長年携わっています。
マイナス60度、風速80mという極限の立地条件に耐えうる設計開発は、南極基地で得た知見。もちろんZEHの断熱性・気密性の面にしっかりと応用されています。

お問い合わせ 03-3345-7990
設立日 1967年10月(旧ミサワホーム設立)
住所 〒163-0833
東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル
アクセス 各線新宿駅より徒歩7分
ショールーム 浜田山展示場
東京都杉並区高井戸東3-36-35
他、全国多数
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