ZEHとエアコンの関係

ZEHを省エネから考える

空調

ZEHを実現するためには、消費するエネルギー量を削減する省エネが重要となってきます。省エネの工夫によって使うエネルギー量を減らせば、売電に回せる余剰電力も増えます。
節約だけでなく、ちょっとした収入増につながるなど、省エネによって様々なメリットが期待できるわけです。
省エネに最も効果的なのがエアコンなどの冷暖房機器。地域や気候にっても変動はありますが、一般家庭で最も電力の消費量が多いのは、冷暖房機器です。

人気が高いルームエアコン。選び方とは

エネルギー消費効率のAPF値が6.5クラスが基準

ZEHに設置するエアコンは、「エネルギー消費効率冷房効率区分」の(い)を満たす機器でなければいけないという決まりがあります。これは「平成29年 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業(ZEH)要領」にも記載されています。

また、そのエアコンの省エネ性能は、エネルギー消費効率という数値が参考になります。エアコンのエネルギー消費効率を表すには、APFという数値が使われています。このAPFの数値が大きいほど省エネ性能が高い機種。簡単にいうと、1のエネルギーが何倍のパワーになるかを表している数値ということになります。APF値が6.5クラスのエアコンであれば、省エネ効果は期待できるでしょう。

省エネ効果を実感するためには、エアコン自体の性能はもちろん大切ですが、家の断熱性・気密性も重要です。家の断熱性や気密性によって、エアコンの設定温度はかなり変わってきます。

また、今まで各部屋つけていたエアコンが、リビングの1台で家中涼しい・暖かいということも。省エネ効果が高まり、電気代の節約にもつながるため、エアコン選びはもちろん、性能の良い家づくりを行うことも非常に重要です。

床暖房の役割

昨今はヒートポンプにも注目

床暖房は、ZEHにとって重要な役割を果たすため、住宅会社のZEHのプランの中には、全室床暖房完備が標準仕様となっている会社もあるほどです。エアコンやファンヒータの場合、暖められた空気は上昇し、温度の低い空気は下の方にたまってしまうため、体は暖かいのに足元は冷えているという状態になってしまいます。

床暖房の場合、足元から温めることができることができ、冷え性の方でも快適に過ごすことができます。

また温風がでることによって起こってしまう肌の乾燥や、室内の建具や家具などへの悪影響も防ぐことができます。空気はいつもきれいに保てるため、お子様やお年寄り、ペットがいるご家庭でも安心です。

最近注目されているのが、ヒートポンプを用いて部屋を暖める温水式電気床暖房。電気ヒートポンプで空気の熱を活用して暖めるため、とても効率が良いのが特徴です。高効率給湯器のエコキュートなら、1台で床暖房にも対応しているものもあります。

オール電化を導入している場合は、昼間の電気料金が高いため、電気ヒーター式床暖房よりも効率の良いヒートポンプ式温水式床暖房の方が電気料金がお得になります。

まとめ
ZEHの性能を最大化するためにも空調は重要

ZEHの恩恵を受けるためには、やっぱり空調にもこだわる必要があります。高断熱・高気密の家をつくったとしても、エネルギーの消費量が多くなってしまうと意味がありません。

また、気密性の高い家は冷暖房の効率が良いというメリットがある反面、汚れた空気が室内にたまってしまいがちというデメリットもあります。このデメリットも、使用する空調によって改善することができるため、その点も考慮して選ぶと良いでしょう。