ZEHが災害に強い理由

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ZEHにすることのメリット

ZEH住宅が災害に強い
理由とは?

地震、津波、洪水、大雪など、日本は災害の多い国です。その状況下でZEH住宅は災害時に強い住宅としても注目を集めています。ZEH住宅が災害に強いと言われている理由は、人間が生活する上で不可欠なライフラインが確保できるため。災害で電力や水の供給が止まってしまった場合でも、避難せずに自宅で過ごすことが出来るためです。こちらでは、ZEHが災害に強いと言われている理由を、具体的な例から紹介します。

エネルギーの自給自足

ほとんどのZEH住宅に必ずついているのが、太陽光発電システム。太陽の光でエネルギーを創り出します。家庭用燃料電池のエネファームを導入しているZEHであれば、エネファームでも電力を創り出すことが可能。エアコンやIHなど、家庭で使用する電力を自宅で創り出すことができ、電気代の負担を減らせます。災害があってライフラインが止まってしまった際も、自家発電できるシステムがあれば復旧までの生活の支えに。自給自足できる家を目指してつくられているため、災害時への備えになります。

蓄電池があればさらにエネルギー効率アップ

太陽光発電、エネファームなどのエネルギーを創り出すことができる設備を設置し、さらに蓄電池システムを採用することで、エネルギーを効率的に使うことができます。太陽光発電と蓄電池システムを導入している住宅であれば、日中に創り出した電力を、蓄電池システムに蓄電しておき、夜間の電力として利用することが可能です。停電時も蓄電池の電力でまかなえれば、行動が制限されることがありません。

少ないエネルギーで設備が稼働

ZEHの特徴でもある、「設備のエネルギー消費量の少なさ」。エネルギー消費量の少ない設備を揃えているため、太陽光発電や蓄電池システムによる電力だけでも、設備を動かすことができます。

省エネ家電の消費電力量を見てみると、約10年ほど前の製品と比較(2022年3月10日時点)しても、次のように、消費電力は極めて少なくなっています。

照明器具 LEDにすると86%オフ
エアコン 10年前より4%オフ
温水便座洗浄機 10年前より33%オフ
テレビ 8年前より32%オフ
冷蔵庫 10年前より43%オフ

参照:COOL CHOICE『省エネ製品買い替えナビゲーション しんきゅうさん』(https://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/)

それ程大きな電力を消費することのない、冷蔵庫、照明、テレビなどは使うことができるため、災害時でも通常通りに近い生活ができます。

エコキュートで断水時の衛生用水を確保可能

エコキュートには水が溜められているため、災害時の備えになります。エコキュートだけに水の供給を頼ったとしても、通常で(370~460リットル)のお湯を溜めておくことが可能。370リットルであれば、20リットルのポリタンク18個分になります。それだけで2~3日は過ごすことが出来るでしょう。水を確保できれば、水洗トイレを使えるので、自家発電のある公共施設にトイレを借りに行くなどの必要がなく、災害時でも不自由な思いをすることが減ります。

少ないエネルギーで快適な温度を保てる

ZEH住宅は、高性能の断熱材、高断熱サッシなどを利用することで、熱が逃げない・入り込まない工夫が施されています。そのため、寒い冬や暑い夏に停電がおきても、体調を崩すことなく室内で過ごせるでしょう。

まとめ
電力と水が確保できるZEHは災害への備えとしても有用

ZEHが災害に強いと言われる理由をご紹介しました。太陽光発電によって電力を自家発電し、蓄電池システムでそれを溜めこんで有効に活用する。さらに、エコキュートで約400リットルの水を確保することができるZEHは、災害時への備えとして心強いでしょう。

また、電力使用が限られている環境下では、暑さや寒さをしのぐための工夫が大切。ZEHではその高い断熱性能によって、暑さや寒さに強い室内環境を作り出すことができるため、災害時も快適に過ごせる可能性が高まります。ZEHというと「エネルギーの節約ができる住宅」という観点で語られることが多いですが、災害時にも生活を営むことができるという点は、大きなメリットと言えるでしょう。

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