ZEHで大きな窓を実現することはできるか

ZEHを断熱から考える

断熱 vs 大きい窓

ZEHと認められるためには、さまざまな条件をクリアする必要があります。中でも重要なのが、断熱性。
断熱性を実現するためには、開口部の大きさを制限したり、気密性の高いサッシを採用したりといった工夫が必要です。そのため、もし窓の大きな住宅などを希望する場合、ZEHでは難しいものがあります。
ここでは、そうした断熱を実現するための制限と、制限の中で希望を実現するための方法について解説してみたいと思います。 ZEHを建てようと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

ZEHだと大きい窓は無理なのか?

不可能ではないが、難しい現実も

ZEHとは、高断熱による省エネと、太陽光発電等の自家発電による創エネを両立した住宅のことです。

消費エネルギーを削減しつつ、自前で発電することによって、実質的な消費エネルギーをゼロにすることが、その要旨となります。 今までは省エネに対する意識が低く、消費エネルギーを自家発電でまかなうZEHが多くありました。しかし近年、省エネと創エネのバランスが見直され、省エネを意識した家づくりがスタンダードになっています。

ZEHに求められる省エネを実現するためには、家全体の断熱性能を高めることが不可欠です。断熱性能を高めることが空調の負荷を減らし、ひいては消費エネルギーを削減することにつながるからです。

そして、断熱について考えたときにもっとも重要なポイントとなるのが、窓やドアといった開口部です。窓・天井・換気・外壁・床と言った部位のうち、窓から出入りする熱量が全体の50~75%を占めているといったデータもあります。いくら壁や天井の断熱材に気をつかったところで、開口部が大きければ、そこから熱が出入りしてしまうというわけです。

ZEHでも大きな窓を実現することは不可能ではありませんが、なかなか難しいというのは動かしがたい事実と言えます。

ZEHで大きい窓を実現するポイント

ハイスペックな素材と業者選び

ZEHで大きい窓を実現するのは難しいですが、不可能というわけでもありません。 窓やドアといった開口部が大きくとも、住宅全体の断熱性能でカバーしてくれるような、質の高い施工をしてくれる業者を選べばよいのです。

コストを抑えた規格住宅を得意とするハウスメーカーでは難しいですが、断熱材にこだわって施工を行っている注文住宅会社を慎重に選べば、相談次第では窓の大きい家を形にしてもらうこともできるでしょう。とくにおすすめなのは、地域密着型の工務店です。

というのも、住宅と言うのは建てるエリアによってクリアしなければならない条件が異なるから。たとえば都心のような住宅が密集した土地は、準防火地域といってふつうのエリアよりも住宅に高い防火性能が求められたりします。その地域で豊富な実績を持つ工務店であれば、そうした施工ノウハウも確かですし、ZEHの建築にあたっても丁寧な提案が期待できるはずです。

まとめ
ZEHで大きい窓を実現するためには業者選びが大切

住宅を建てる際、窓の大きい開放的な家にしたい、という希望を持つ人が多くいます。一般住宅だったらさほど難しくない希望ですが、ZEHでそれを実現するのは、一筋縄ではいきません。

不可能というわけではありませんが、設計や使う断熱材にかんしてある程度柔軟な対応をしてくれる業者でなければ、形にするのは難しいでしょう。また、ZEHで大きい窓を実現するためには、相応のコストも覚悟しておく必要があります。 予算と希望を慎重に吟味しながら、後悔のない選択をされてください。