ZEH基準以外にもこだわりたい高性能な家とは?

ZEH基準以外にもこだわりたい高性能な家とは?

長期的に見て住みやすい家を追求する

ZEH基準を満たす家のほかにも、高性能な家の条件はさまざまあります。長く快適に暮らすためには、家づくりには色々な工夫が必要です。長く暮らすためには長持ちする強い家でなければなりませんし、環境にも優しくなければいけません。さらに震災後より地震を防ぐことが注目されるようになりましたが、地震から家を守る仕組みにはどんなものがあるのでしょうか?
強くて長持ちする家だとしても、実際に暮らしてみて気になるのは騒音の問題。家で快適な生活を送るためには、外の音が気にならない静かな家ということも重要です。このカテゴリでは、こちらで挙げたような、住宅をつくるときに気になる高性能な家についての基礎知識を解説していきます。

  • 認定制度による
    長期優良住宅と低炭素住宅

    長期優良住宅と低炭素住宅の違いをご存知でしょうか?どちらも最近よく聞く言葉なので、注文住宅をお考えの方は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

    どちらも名前の通り、長く住める家、二酸化炭素の排出を抑制する家、というイメージはわくと思います。しかし実は認定基準や優遇制度など細かい違いがあるのです。しかし、これらの住宅がもつメリットはそれだけではありません。

  • 断熱性が
    最高レベル

    どちらの住宅も断熱性能等級の最高レベル「4」をクリアしているという共通点があります。つまり、断熱性に非常に優れた住宅ということになります。
    一般の家屋と比べるとどれくらい断熱性に違いがあるのでしょうか?

    大手電機メーカーの調査によると、一般の家屋において暖房の設定温度は平均24.7℃だといいます。しかしながら、環境省が推奨している温度は20℃。これを大幅に超えていることが分かります。中には「28℃でも寒い」という家庭もあったといいます。一般の家屋の場合、気温の下降と比例して家全体の表面温度が下がるため冷えを感じると考えられます。それに比べ、断熱性能等級4の家屋はほとんど寒さを感じない傾向にあります。
    例えば、一般の家屋での体感温度が16℃だとすると、断熱性能等級4の家屋での体感温度は18℃になり、同じ室温でも暖かさに大きな差がでるのです。

  • 長期優良住宅と低炭素住宅
    の認定制度の違い

    長期優良住宅と低炭素住宅には認定基準や優遇制度など細かい違いがあります。断熱性能等級4であること以外に、長期優良住宅には耐震性や可変性をもっていること、メンテナンスや補修の計画が立てられていることなどの9つの条件が設けられています。
    一方、低炭素住宅には一次エネルギー消費量等級が最高位の5であることが認定基準として定められています。ほかにも、低炭素化に資する措置に関しての基準をクリアする必要があります。

  • 時代は変わり
    耐震から制震に

    東日本大震災以降、より意識されるようになった地震に強い家。地震から家を守るためには、「耐震構造」「免震構造」「制震構造」という3種類の方法があります。家を建てたことがある人なら住宅メーカーから説明してもらったりして、それぞれの違いをご存知かもしれませんが、一般の人はなかなかハッキリ説明することが難しいのではないでしょうか。

    人命を守ることを目標とした耐震構造

    耐震構造というのは、地震に耐えることを目的とした構造のことを指します。新耐震基準においては、大地震が起きた際、建物の構造部分の倒壊により人が下敷きにならないような構造を目標としています。 過去に起きた大地震では、多くの方が圧死で亡くなっています。耐震性が高いということは、人命を守るということです。
    また、長期優良住宅は耐震等級が2以上である必要があります。耐震等級2以上の建物は地震保険の割引制度が適用されることとなっています。

    地面の振動を建物に伝えない免震構造

    免震構造というのは、揺れを受け流すことを目的とした構造のことを指します。耐震や制震と違い、地盤と建物を切り離すことで地面からの振動を建物に伝わりにくくすることが可能となります。 つまり、大地震が起きた際、地面は大きく揺れていても、建物の揺れはそれよりも小さくなるということ。建物の倒壊だけでなく、家財の転倒も抑えられます。多くの文化財や大規模ビル、教育機関などは免震構造であることが多いです。

    高層階の揺れを軽減する制震構造

    地震の揺れを装置の設置により吸収するのが制震構造です。 一般的な建物の場合、上層階にいくほど地震時の揺れを感じやすいといいます。しかし、制震構造の場合は高層階の揺れを軽減してくれるのです。
    また、地震の揺れを建物が受け止めたのち、制震装置が揺れを吸収してくれるため、建物の構造体となる主要部分へのダメージが少なくなると想定されます。

    こちらのページでそれぞれどう違うのか、また主流だった耐震から制震へと時代が変わってきている理由も詳しく解説しています。

  • 住みやすい空間
    ・間取りの提案

    住宅を建てるとき、こうしたい、ああしたい、という要望を持っていないという人の方が少ないでしょう。しかし、想像だけで空間デザインや間取りを決定してしまうと、思わぬ落とし穴に落ちてしまう可能性も。

    ここでは、そうした室内のレイアウトを決めていくための参考情報として、間取りにかんするいくつかのケーススタディをまとめてみました。よくある失敗事例なども併せてまとめていますので、家づくりについて具体的なイメージを深めたい、という人はぜひ参考にしてみて下さい。

  • 遮音性能を高めて
    静かに暮らす

    騒音の問題は誰しも心配になるところだと思います。上の階の足音がドンドン響いてきたり、夜中に外を歩いている人の声が聞こえて来たり、音って結構ストレスになるんですよね。

    音の問題を解決しようとするときに挙げられるのが「防音」「遮音」「吸音」という3つのキーワード。似たような言葉ですが、実は音を防ぐ仕組みが全く違うのです。こちらのページでは、それぞれどのような仕組みなのか詳しく解説していきます。

  • スマートハウスと
    ZEHの違い

    ここ数年で大幅に認知度を上げているスマートハウスとZEH。東日本大震災後、省エネへの注目がどんどん高まり、それを売りにする住宅会社もどんどん増えてきています。どちらも電気を見える化して省エネしようという目的は同じです。

    スマートハウスの進化系がZEH

    スマートハウスはHEMSの利用により、住んでいる人がエネルギーの使用量を把握することができる家のことをいいます。これにより、自然とエネルギーの節約に努めるようになり、省エネや電気代の節約につながります。 一方ZEHは、年間のエネルギー収支をゼロ以下にする家のことをいいます。つまり、エネルギーの節約度はこちらの方が高いということです。 このことから、スマートハウスが進化したものがZEHといわれています。

    ZEHはさらなるメリットが見込める

    導入に初期費用がかかる点はスマートハウスもZEHも同じです。しかしながら、将来的にはZEHが普及していくことが見込まれます。 ZEHのメリットは光熱費が抑えられるだけではありません。蓄熱システムを導入することで災害時に万一停電が起きた場合でも電気を供給することができます。断熱性が高いため、近年問題になっているヒートショック現象を予防することもできるでしょう。

    一般の家屋よりも建てるときに費用はかさみますが、その分国や自治体で補助金制度が設けられており、税金の軽減が認められる場合があります。

    参考

    経済産業省 資源エネルギー庁
    エネルギー基本計画
    知っておきたいエネルギーの基礎用語 ~新しい省エネの家「ZEH」
    なっとく!再生可能エネルギー

    では他にはどんな違いがあるのでしょうか。スマートハウスとは何か、またメリットやデメリットも詳しくまとめましたので、どちらが良いのか迷っているという方はぜひ参考にしてみて下さい。