ZEHにおける照明と換気の問題

ZEHを省エネから考える

照明・換気

季節に関係なく毎日使用する照明機器の消費電力に注意することも「ゼロエネ住宅」の実現には大切なことです。ここでは、最も身近な住宅設備である照明について解説しています。
また、気密性の高いZEHにおいて、換気のシステムもとても重要です。冷暖房効率が良い分、汚れた空気も室内に溜まってしまいがち。照明と同様にチェックしておきたいZEHの換気システムについても詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

照明の選び方

LEDや電球型蛍光灯など、最近ではデザイン的にも優れたものが販売されるようになってきたので、住居のデザインに合わせて省エネ効果の高い照明設備を取り入れるようにしたいものです。

LED

従来の白熱灯(シリカ電球)に比べると同じ光量を得るための導入単価が高いのが難点ですが、寿命(交換サイクル)では白熱灯の約40倍と長寿命です。長期的に考えれば購入代金に差は少なく、頻繁に交換する手間が省ける、消費電力が少なくて済むなどのメリットがあります。

蛍光灯

白熱灯(シリカ電球)を電球型蛍光灯に交換するだけでも、消費する電力量は4分の1になります。白熱電球の10倍程度と、価格が高いという難点はありますが、寿命では約5倍と長くなります。そのため6,000時間点灯した場合の試算では、製品代と電気料金の合計が白熱電球(60W)で7,600円、蛍光灯(13W)では2,400円と約3分の1に節約できることになります。

また、高い省エネ効果が期待できるのが、多灯分散照明。ダウンライトやスタンドなど、低いワット数の照明を室内にいくつか分散させる方法です。細かく配置することで、生活シーンにあわせて照明を変えることができるので、その時に最適な照明の量に調整することができ、ムダを防ぐことができます。

換気の方法

ZEHなら熱交換換気システム

家の気密性が高まることで冷暖房の効率は上がりますが、その分汚れた空気が室内に滞ってしまうことになります。そのため、24時間換気システムはZEHには必ず必要なものとなります。

24時間換気システムとは、その名前の通り、給気と排気を24時間機械制御で行うこと。室内の空気を常に綺麗に保つことを目的としており、平成15年7月に新築住宅を建設する際にはこのシステムを設置することが義務化されました。

換気システムは大きく3つにわけられます。1つ目は、給気・排気どちらも機械が自動で行う熱交換換気システム。どちらにも機械を使うため初期費用が高くなりますが、少ない換気量で家全体の空気が綺麗になるため、室温への影響が抑えられます。この方法がZEHには1番おすすめです。

2つ目は、給気には機械を使い、排気は自然換気口などから排出するシステム。外の空気を機械で取り入れ、室内の空気は自然の力で排気します。室温に及ぼす影響が大きく、一般住宅にはあまり使われていない方法です。

3つ目は、給気は自然換気口などで行い、排気には機械を使う方法。室温に及ぼす影響は高めですが、メンテナンスも簡単で、初期費用・ランニングコストともに安く済むのが魅力です。

まとめ
照明・換気により住宅性能をさらに向上できる

ZEHにおける照明や換気の重要性を解説してきました。いくら高断熱・高気密の家を建てたとしても、そのメリットをより多く感じるためには、照明や換気にも気を遣わなければいけません。

照明の選び方や設置の仕方、換気方式の選び方で、得られるメリットは大きく変わってきます。ZEHを建てる際には、決めなければいけないことがたくさんあり大変かと思いますが、ぜひ細かい部分にもこだわって、後悔しない家づくりをして頂きたいです。