ZEHと太陽光発電

ZEHを創エネから考える

太陽光発電

ZEHでは、太陽光発電システムを設置することが補助金支給の必須条件となっています。住宅が消費するエネルギーを正味でゼロにするためには省エネだけではなく、エネルギーを作り出すことが不可欠だからです。太陽光による「創エネ」は光熱費の節約と同時に、燃料となる原油や樹木など環境の保護にもつながります。
一般的に「太陽光発電」と聞いてイメージするのは、屋根に大きなパネルを設置することでしょう。屋根に設置する太陽電池モジュールは発電システムの要であることには違いありませんが、太陽光発電によって住宅で使用する交流電力を安定して得るためには「パワーコンディショナー」や「屋内分電盤」「電力量計」などの設備が必要です。発電した電力は、電力会社に売ることができます。

太陽光発電の容量はどれくらいが必要?

一般家庭の平均値は4~5kW

ZEHには太陽光発電が必須ですが、どれくらいの容量を搭載すれば良いのでしょうか。

平成28年にZEH補助金申請では、5kW未満が最も多く、4~6kWがボリュームゾーンとなっています。一般的な住宅の屋根面積を考えると、4~5kWが妥当な容量ではないでしょうか。

4kW搭載することで、年間に発電できる電気量は4,000kWh~4,500kWhなので、原油に換算すると18リットル缶で2.3缶、樹木(10mの杉)では約4本分が節約できる計算になります。

太陽光パネルの種類

3種類の太陽光パネル。それぞれ特徴があります

太陽光パネルの種類は、シリコン系・化合物系・有機物系と大きく分けて3つ。中でも世界中で使われている太陽光パネルがシリコン系のパネルです。

化合物系や有機物系のパネルは、より軽量化と効率化をはかるために研究開発が進められました。さらに最近では、それらを組み合わせた、ハイブリッド型の太陽光パネルも発売されています。
 

シリコン系

 ・単結晶…古くから利用され変換効率が高いが、最も価格が高い。
 ・多結晶…価格が安いが、単結晶よりも変動効率は低い。
 ・HIT…変動効率が高く暑さにも強いが、価格が高い。
 ・アモルファス(薄膜)…高温に強く薄いため設置する場所を選ばないが、変動効率は結晶シリコン系に劣る。
 

化合物系

 ・CIS…シリコンを使わないので安いが、変動効率が低い。
 

有機物系

 ・色素増感太陽電池…色や形状の自由度が高いが、変動効率は結晶系よりも低い。
 ・有機薄膜太陽電池…軽量で様々な形状が可能。製造コストが安いが、変動効率が低い。

太陽光パネルの選び方

着目ポイントは3つ!

太陽光パネルを選ぶ際に、着目して欲しい3つのポイントを紹介します。

  • 変換効率

    変換効率は、太陽光パネルの性能を示すもの。太陽光をどれだけ電力に変換できるか、この数字を見ることによってわかります。最も効率の良い太陽光パネルでも、変動効率は20%前後。

    変換効率が高ければ高いほど、価格も高くなります。

  • kW単価

    コストパフォーマンスに優れていることも、太陽光パネルを選ぶ際重要なポイント。その指標のひとつがkW単価です。これは太陽光発電を導入する際にかかったコストを発電量でわったもの。kW単価が小さいほど、コストパフォーマンスが高くなります。

    kW単価は、大体30万~37万円の間に収まることが多く、変動効率が悪いほどkW単価が下がってしまいます。

  • 屋根の特徴と地域風土

    どこにZEHを建てるかで屋根の特徴が変わり、それに伴って最適な太陽光パネルも変わります。

    日照率や気温、雪が多い地域かどうかなどの地域風土でも異なりますので、実績のある業者にお願いすることが大切です。

まとめ
まずは住宅メーカーに相談するべき

太陽光発電は、ZEHをつくる際に必ず搭載しなければならないものとなっています。上記で説明してきた通り、住宅用では主に単結晶型シリコン系パネルを。面積によっても変わりますが、4~5kW搭載すれば十分な発電量が期待できます。 どんな種類のパネルを使うか、どれくらい搭載するかによって、家が建ったあとの売電収入は変わってきますので、住宅メーカーにもきちんと相談しておくと良いでしょう。