これから家を建てるなら、お得なゼロエネ住宅

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通風・採光

昔の日本家屋ではエアコンも使わず通風性が良く、夏は縁側の戸を大きく開いて風を呼び込み、冬は家族がひとつの部屋に集まってこたつを囲みながら暖かく過ごしたものです。

ゼロエネ住宅にも、エネルギーを極力使わない仕様として通風・採光を考慮した間取りや設備が求められます。

通風しない高気密化の弊害

エアコンの普及とともに昔の隙間だらけの家では、冷暖房効率が悪く、「省エネ」「節約」の名の元に高気密化された住宅が主流になり始めました。

確かに気密に優れた室内では、エアコンによる冷暖房の効果も高く、少ない消費電力によって快適な生活が出来るように思えます。しかし、そこで新たな住宅の問題として表面化してきたのが、「シックハウス症候群」と呼ばれる健康障害でした。

シックハウス症候群

主に新建材などに使用される材料や塗料、接着剤などから揮発される成分によって、何らかの健康障害を起こす症状のことです。

厚生労働省ではホルムアルデヒド・トルエン・エチルベンゼンなど13種類の揮発性有機化合物について濃度の指針を定めていますが、新素材も多く住宅の機能によっても健康に対する影響が異なるため、根本的な解決にはなっていないのが現状です。

シックハウス症候群は、高気密化された住宅内で原因物質濃度が高まることによって、引き起こされると考えられているため、状態の緩和には換気が必要です。

最近の集合住宅や高機能住宅には、24時間換気を標準装備しているものの増えてきています。しかし、それらのために消費電力が増えてきていることも、見逃せない事実です。

最大の省エネは「電気を使わないこと」

高気密化住宅の問題点は外気と遮断された人工空間を作るため、その空間を電力などの機械力によって快適な環境に調整しなければならないところにあります。

その問題を根本から覆したものが「パッシブ工法」、または「通気断熱工法」と呼ばれる、自然力を利用した機械に頼らない建築法です。

通気断熱工法では「暖かい空気は上に流れる」という自然の仕組みを利用して、電力を使わずに家の中に空気の流れを作り出すことが可能です。部屋単位の換気という考え方ではなく、家全体の空気を常に流して入れ替える方法のため、シックハウス症候群に対する有効な工法としての注目も集まっています。

通気に限らず自然光の取り入れや日照のコントロールなど、自然の力を最大限に生かして室内環境を調整する「パッシブ工法」「通気断熱工法」は電力の使用を大幅に減らせる「省エネ」効果が高い建築も可能にしています。

自然と共生して快適な生活を送っていた昔の家屋を、現代の高い技術でよみがえらせた建築技法と言うこともできるでしょう。

 
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